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ビジネスローンは、大手消費者金融や大手銀行だけが提供しているわけではありません。新規でビジネスローンサービスをはじめる金融機関もあるのです。新規参入のビジネスローンの方が審査は通りやすい理由について解説します。

新規参入のビジネスローンは審査が通りやすい理由

大手消費者金融や大手銀行はスコアリング審査

大手消費者金融や大手銀行の場合はビジネスローンの審査も、ほとんどがスコアリングシステムと言う決算情報などを入力したら自動的に審査結果が表示される自動審査システムを採用しています。

最終的にはそのスコアリング評価を元に、審査部門の責任者が融資可否をアナログで決定するので、完全に自動というわけではないのですが、そのほとんどが自動的に判断され点数化されるものなのです。

決算書や他社の借入状況など数値化できるもので審査が決まっているのです。

しかし、新規参入のビジネスローンの場合は、スコアリングシステムが未整備の金融機関も多く、審査担当者がアナログで審査するケースも多いのです。そのため、大手で審査落ちした方が中小の消費者金融や銀行が提供するビジネスローンの審査に通るというケースも出てくるのです。

新規参入のビジネスローンでは融資実績が必要

新規参入のビジネスローンの場合は実績がない為、まずは融資実績を作ることを重視して、審査のハードルが下がる可能性があるのです。

サービス立ち上げ時には上場している会社であれば、対外的にも申込件数が伸びていることを示す必要が出てくるので、積極的に融資を行うのです。

上場していない会社であっても、社内的に新規事業を開始したのであればサービス開始直後は件数を重視するのが一般的なのです。

新規サービスの開始から数年経過して実績が積み上がってくると、貸し倒れや利益率などを見て、審査の基準をコントロールする金融機関が多いのです。

新規参入ではそもそもの審査ノウハウがない

ビジネスローンなどの無担保ローンの審査ノウハウというのは、銀行や消費者金融によって同じような審査項目になっているのですが、各審査項目のウェイト(重要度)付けは金融機関ごとに異なるのです。

貸し倒れリスクを徹底的に排除できる審査ノウハウがあれば、それだけその金融機関は利益を上げることができるので、

審査ノウハウというのは、金融機関にとって最重要機密事項なのです。

当然、ビジネスローンは、個人向けのローンとも違いますし、有担保ローンとも違います。ビジネスローンでの実績や経験値がないと最適な審査というのはできないのです。

そのため、新規参入のビジネスローンの場合は、審査も手探り状態な可能性が高いのです。結果として、審査に通りやすいケースも出てくるのです。

まとめ

ビジネスローンは新規参入のビジネスローンの方が審査が通りやすいと言われています。

  • スコアリングシステムが未整備
  • 専任の融資担当者が付く
  • 新規事業だからこそ融資実績が必要
  • 審査ノウハウが不足している

という理由で、大手消費者金融や大手銀行のビジネスローンよりも、新規参入してきた中小の消費者金融、信用金庫、地方銀行などのビジネスローンの方が審査に通りやすいというケースが多いのです。

大手消費者金融や大手銀行のビジネスローン審査に落ちてしまった方は、検討すべき方法のひとつと言えるでしょう。